● 六臓六腑の呼び名と生理まとめ一覧表
五行色体表を覚えていれば、「〜を主る」「〜を蔵す」、はたまた「なんとかの臓腑を傷る」とかの言い回しで多く出題されているので、労力大幅減 o(´∀`)o
臓 | 呼び名 | 生理作用 | 五神 | 五主 | 五華 | 五竅 | 五液 | 五志 | 肝 | 将軍の官 罷極の本 | * 血を蔵す(血量の配分・調整) * 疏泄を主る * 精神活動の中心 | 魂 | 筋 | 爪 | 目 | 涙 | 怒 |
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心 | 君主の官 生の本 五臓六腑の大主 | * 血脈を主る (脈を介して血を全身に送る) * 神を蔵す * 精神活動の支配 | 神 | 血脈 | 面色 | 舌 | 汗 | 喜 |
脾 | 倉廩の官 | 《語呂:えい、うんしょっと》 * 営を蔵し、後天の本となる * 運化を主る * 昇清を主る * 統血を主る (血の生成、血量の多少に関係、血を脈外に留める) * 津液の生成 * 飲食物の消化吸収 * 後天の精を生成する臓の中心 * 四肢を主る | 意 智 | 肌肉 | 唇 | 口 | 涎 | 思 |
肺 | 相傅の官 | * 宣発・粛降を主る * 気を主る * 呼吸を主る * 治節を主る * 水の上源:通調水道 | 魄 気 | 皮毛 | 毛 | 鼻 | 涕 | 憂 |
腎 | 作強の官 | * 水を主る * 命門の火を主る * 精を蔵し、原気をもたらす (生命力・成長・生殖力) * 納気を主る(深い呼吸) * 津液を主り、全身の水分代謝を調節 | 精 志 | 骨 | 髪 | 耳 二陰 | 唾 | 恐 |
心包 | 臣使の官 膻中 心包絡 | * 外衛となって心を守る |
腑 | 呼び名 | 生理作用 | 胆 | 中正の官 | * 決断や勇気を主る * 精汁(胆汁)を臓する * 奇恒の腑の1つ |
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小腸 | 受盛の官 | * 清濁の分別 * 上は幽門で胃に通じ、下は蘭門で大腸に連なる |
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胃 | 倉廩の官 水穀の海 | * 水穀の受納・腐熟を主る * 脾とともに飲食物の消化吸収 * 気を全身に送り出す * 上口は噴門、下は幽門 【胃脘】 ・噴門部--------上脘 ・胃の中央部----中脘 ・幽門部--------下脘 |
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大腸 | 伝導の官 | * 糟粕の伝化を主る * 大便の排泄を主る 上は蘭門、下は直腸に連なる(直腸の下端は肛門〔魄門〕 |
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膀胱 | 州都の官 | * 貯尿・排尿を主る | |||
三焦 | 決瀆の官 | * 名のみありて形なし (特定の器官ではなく、一連の機能を指す) ・上焦----横隔膜から上部(心肺) 〔体温調節作用〕 ・中焦----横隔膜から臍(脾胃) 〔気血津液の調整作用〕 ・下焦----臍以下(腎・膀胱・小腸・大腸) 〔輸瀉作用〕 |
六臓六腑の呼び名の語呂も、一応考えてみました。長ったらしいので、使い物になるか分かりませんが・・・・。
腑の語呂の方、破綻気味。(´ε`;)
[臓の語呂]:感傷シン君、悲壮な配送夫。人生強く、辛抱紳士。
(肝、将軍、心、君主、脾、倉廩、肺、相傅。腎、作強、心包、臣使)
[腑の語呂]:単に中性の象徴が女性でいそう。大超伝導、ボッシュートで酸欠。
(胆、中正、小腸、受盛、胃、倉廩。大腸、伝導、膀胱、州都、三焦、決瀆)
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