解剖学
【まとめ!】組織−上皮組織
組織は、
@ 上皮組織
A 結合組織(支持組織)
B 筋組織
C 神経組織
に区別される。
1)上皮組織
上皮組織の分類
上皮名 | ある場所 | |
---|---|---|
扁平 | 単層扁平上皮 |
血管内皮 リンパ管内皮 腹膜 |
重層扁平上皮 |
表皮 口腔 咽頭 食道 直腸下部 肛門上皮 |
|
立方 | 単層立方上皮 | 尿細管 |
円柱 | 単層円柱上皮 |
腸上皮 胃上皮 |
重層円柱上皮 | 尿道の一部 | |
多列線毛上皮 |
鼻腔 気管 |
|
移行上皮 |
膀胱 腎盂 尿管 |
※ 強さが求められるところは、重層になっている。 食べ物が消化される前や糞便となって出て行く部分の消化管など。単層だったら硬いもんが来たら血まみれ・・・・。
※ 移行上皮は伸縮力が高く、蓄尿などに便利。
細胞間結合装置
結合 | 内容 | |
---|---|---|
1 | タイト結合(密着帯) |
隣り合う細胞膜のタンパク分子が相接し、物質の通過を阻止する。 毛細血管の内皮細胞間に発達し、血液脳関門を形成する。 |
2 | 接着帯 | 細胞間隙が開いており、ガドヘリンという細胞間結合物が詰まっている。 アクチンフィラメントが集まり、細胞同士を密着する。 |
3 | デスモトーム(接着班) |
丸い斑状の細胞間結合装置。 皮膚の表皮に見られる重層扁平上皮の細胞間で、特に発達。 |
4 | ギャップ結合(細隙結合) | 隣り合う上皮組織をつなぎ、イオン、糖、アミノ酸などの低分子の物質を通過させ、上皮細胞間の情報交換を行う。 心筋細胞間など。 |
腺上皮
■ 腺細胞・・・・上皮に由来する分泌機能を有する細胞の総称。それらが集まって腺上皮がつくられる。
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