解剖学

* 【まとめ!】内分泌系−器官



《国家試験出たとこベースのまとめ》


* 外分泌腺
導管により分泌物が体外に放出される。汗腺、脂腺、乳腺など。


* 内分泌腺
導管はなく分泌物(ホルモン)は毛細血管に入り血流により全身に運ばれる。
調節は、一般にゆっくりと徐々に、一定の時間、持続的に行われる。[液性調節]




内分泌器


器官名位置・特徴分泌組織・細胞由来
1

〔頭蓋骨低のトルコ鞍(中頭蓋窩の中央)のくぼみに収まる〕
腺性
下垂体
前方に位置する。

〔胎生期に原始口腔の天井の一部が上方に伸びて出来た部分〕

* 上皮性の腺細胞の集まり。


前葉・・・・下垂体門脈系が形成される。

(視床下部のホルモンは下垂体門脈系により前葉に運ばれ、前葉細胞に作用して前葉ホルモンの分泌を調整する)

    ||

  視床下部(間脳)の支配を受ける。



A 中間部

B 隆起部

* 前葉
* 中間部
外胚葉
神経性
下垂体

〔第3脳底の突出によって生じた神経組織〕

* 神経組織から構成される。

後葉・・・・前葉と違い、ホルモン産生細胞がない。
A 漏斗


* 後葉
外胚葉
(神経)
2 松果体 〔第3脳室中央の後上壁(間脳背面)から後方に突出した松かさ状の小体〕

* 神経組織から構成される。
外胚葉
(神経)
3 甲状腺

〔甲状軟骨の前下面に位置する〕
〔気管の上部にある〕
〔後面には上皮小体が付着する〕


濾胞の無数の集まりよりなる。


《栄養を供給する血管》
* 【上部】外頸動脈−上甲状腺動脈
* 【下部】鎖骨下動脈−甲状頸動脈−下甲状腺動脈

* 濾胞細胞
* 傍濾胞細胞
内胚葉
(咽頭)
4 上皮小体 〔甲状腺の後面にある〕

《栄養を供給する血管》
* 外脛骨動脈−上甲状腺動脈
* 鎖骨下動脈−甲状頸動脈−下甲状腺動脈

内胚葉
(咽頭)
5
〔腎臓の上部に位置する〕
* 左右一対ある。
* 腹膜後臓器=腹膜と関係なし。
* 間膜なし。
副腎皮質

〔副腎の表層を占める〕


* 球状帯
* 束状帯
* 網状帯
の3層の細胞配列。

中胚葉
(腹膜上皮)
副腎髄質

〔副腎の中心部〕


* 交感神経細胞と起源を同じくする神経由来の細胞。
* 髄質の細胞はクロム親性細胞と呼ばれる。

* クロム親性細胞

外胚葉
(神経)
7 膵臓

内分泌腺と外分泌腺をともに含む


* 外分泌部・・・・膵液分泌。
* 内分泌部・・・・外分泌細胞の間に膵島ランゲルハンス島)が散在する。

膵島(ランゲルハンス島

内胚葉
8
精巣(男)

* 間細胞(ライディッヒ細胞)

中胚葉
卵巣(女)

* 卵胞膜
* 黄体

中胚葉




※ 内分泌腺から分泌されるホルモンに関しては、【まとめ!】内分泌ホルモンに語呂を付けて一覧表にまとめてあります。





↓ 内分泌腺ではないが、並べて出題されてたので。


胸腺


[胸骨の後方で心臓の前上方に位置する]

* リンパ性器官

* 内胚葉(咽頭)由来






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