《国家試験出たとこベースのまとめ》
器官 | 男性 | 女性 | |
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尿 を 生 成 |
腎臓 ↓ |
[ボーマン→尿細(なく)→集合(し)、→乳(で)→(乾)杯、→盂〜!] ボーマン嚢 ↓ 尿細管(近位尿細管−ヘンレループ−遠位尿細管) ↓ 集合管 ↓ (腎乳頭) ↓ 腎杯 ↓ 腎盂(腎盤)・・・・腎門にはまり込んでおり、腎門で尿管に移行〔尿管狭窄@〕 |
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尿 路 |
尿管 ↓ |
(大腰筋の前面を走行) | (総腸骨動脈・静脈の前方を乗り越えるように交叉)〔尿管狭窄A〕 ↓ |
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膀胱 ↓ |
左右の尿管口に開口〔膀胱三角@A(頂点部分)〕 |
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| | (恥骨結合の後方に位置する) | (小骨盤腔に位置する) | (直腸の前方に位置する) | (下方に前立腺がある) | ↓ |
| | (恥骨結合の後方に位置する) | (小骨盤腔に位置する) | (子宮の前方に位置する) | ↑子宮のさらに後方が直腸 | ↓ |
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尿道 ↓ (体外へ) |
| |←─精液を運ぶ射精管と合流。 ↓ 前立腺を貫き下行。(前立腺部) | |←─尿道球腺(カウパー腺)が粘液分泌。 ↓ 骨盤の底をつくる尿生殖隔膜を貫く。(隔膜部) | ↓ 陰茎の内部の尿道海綿体を貫く。(海綿体部) | ×陰茎海綿体 ↓ 陰茎の先端(亀頭前面)で外尿道口に開く。 |
| | ↓ 膣前庭の外尿道口に開く。 |
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【語呂】:人造女官に暴行された道。 [腎臓→尿管(に)→膀胱(された)→尿道。] |
腎臓
《腎臓の位置など》
* 上方に肝臓があるため、右腎の方が左腎より1/2腰椎分低い。
【語呂】:腎臓売ってぇ。
[腎臓、右(っ)、低。]
* 十二指腸が右腎臓に接する。
* 上に副腎が乗っている。
* 腹膜後臓器
《腎臓の構造》
部位 | 要点 | 語呂 |
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表面 |
@ 腎筋膜 A 脂肪被膜 B 腎被膜(繊維性被膜) の3つに覆われる。 |
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腎門 |
[腎臓内側縁中央のへこんでいる部分] * 腎動脈、腎静脈、尿管が出入りする。 |
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皮質 |
[腎臓割断面に見える2層のうち、暗赤色に見える表層の部分] * 血管が豊富。 * 腎小体が散在する。 腎小体は2つに区別される。 @血管極・・・・輸入細動脈が入り、輸出細動脈が出る。 @尿管極・・・・ボーマン嚢と尿細管の連結部。近位尿細管の始まり。 ● 糸球体(毛細血管の集まり[動脈]) + ボーマン嚢(糸球体を包む袋) = 腎小体 * 尿細管の一部を含む。 ● 尿細管+ 腎小体 = ネフロン(腎単位) 腎柱・・・・腎錐体の中に入り込んだ皮質迷路。 |
死亡したジンの正体。 [糸+ボー(した)=腎(の)小体。] 女祭館に招待され寝風呂。 うわっ、なんかエロい?(汗) [尿細管(に)+小体(され)=ネフロ] |
髄質 |
[腎臓割断面に見える2層のうち、蒼白に見える深部の部分] * 8〜12個の円錐状の腎錐体の集まり。 腎乳頭・・・・腎錐体先端の丸みを帯びた部分(集合管が開口) 腎杯・・・・腎乳頭を包む杯形をした袋。 腎盂・・・・腎杯が集まったもの。腎門で尿管に尿放出。 * 主に尿細管からなり、ヘンレループが存在する。 |
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腎葉 |
* 1つの腎錐体と、それに付属する皮質を合わせたもの。
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《腎臓の血管》
腹大動脈→腎動脈→葉間動脈→弓状動脈(皮質と髄質の間を横走)→小葉間動脈→輸入細動脈→糸球体→輸出細動脈→尿細管を取り囲む毛細血管→小葉間静脈→弓状静脈→葉間静脈→腎静脈
《傍糸球体装置》・・・・尿の出来具合は常に検証され、調節されている。
* 緻密班
遠位尿細管を流れる尿を監視。
尿の電解質濃度が濃い → 傍糸球体細胞がレニンを分泌 → 血圧上昇 → 原尿の産生を増やす。
《腎臓の粘膜上皮》
* 単層円柱上皮・・・・集合管
* 移行上皮・・・・・・・・腎杯・腎盤(腎盂)〜尿管、膀胱
尿管
* 尿を腎臓の腎盤(腎盂)から膀胱に運ぶ。
起始:腎盤(腎盂)〔腎門〕─→(総腸骨動脈・静脈の前方を交叉)─→膀胱後壁下面に開口。
* 長さ約30cmの中空の管。
* 左右に1本ずつある。
* 腹膜後臓器=腹膜に包まれない。
※【まとめ!】消化器系−腹膜(腹膜内臓器・腹膜後臓器・間膜) 参照
《尿管の壁》
@ 粘膜・・・・移行上皮で覆われる。
A 筋層・・・・平滑筋。よく発達し、周期的な蠕動により尿が少量ずつしごかれるように膀胱に送られる。
B 外膜
《尿管の狭窄部位》
@ 腎盂から尿管への移行部。
A 総腸骨動脈・静脈との交叉部。
B 膀胱壁を貫く部。
膀胱
* 尿管によって送られてきた尿を蓄える袋状の器官。
* 上面は腹膜で覆われる。(半腹膜内臓器)
《膀胱三角》
〜膀胱壁の他の部分と異なり粘膜にヒダがなく、膀胱が充満しても伸展しない〜
@A 左右の尿管の開口部(尿管口) ←ここが三角の頂点部分。
B 尿道の出口(内尿道口)
《膀胱の壁》
@ 粘膜・・・・移行上皮で覆われる。
A 筋層・・・・平滑筋。
尿道への出口では膀胱括約筋(内尿道括約筋)に発達←骨盤内臓神経(自律神経〔副〕)の興奮によりゆるむ。
B 漿膜
尿道
* 膀胱内の尿を体外に排泄する尿路。
* 男性の尿道が女性のものよりも長い。
(女性の尿道は真っ直ぐで短い為に、尿路から細菌が侵入しやすく、膀胱炎や腎盂炎を起こしやすい)
● 粘膜・・・・上部は移行上皮〜〜〜〜下部の外尿道口では重層扁平上皮。
●尿道括約筋(外尿道括約筋)・・・・横紋筋。←排尿の随意調節を行う。
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