解剖学

* 【まとめ!】消化器系−消化管




《国家試験出たとこベースのまとめ》


筋層

* 口腔〜食道上部・・・・横紋筋(骨格筋)
* 食道下部〜肛門・・・・平滑筋


● アウエルバッハの神経叢(筋層間神経叢)
食道以下の消化管では、 内層の筋線維は輪走し(輪走筋)、外層の筋線維は縦走(縦走筋)している。
両筋層との間に位置し、運動を調節している。





食べ物の通り道 (消化管の流れ)


口 腔
  ↓
咽 頭
  ↓
食 道
  ↓
  
  ↓
小 腸 (十二指腸、空腸、回腸)
【語呂】:十二分に空回り。 [十二(分に)、空、回(り)]
  ↓
大 腸 (盲腸(+虫垂)、結腸〔上行結腸-横行結腸-下行結腸-S状結腸〕、直腸)
  ↓
肛 門 へ
【語呂】:喪中女王の下にサド直行。 [盲、虫、上、横(の)、下(に)、S、直、肛]



重層扁平上皮・・・・機械的刺激が強いところ。
単層円柱上皮・・・・分泌や吸収の行われるところ。
※口腔〜食道上部までは横紋筋(骨格筋)、食道下部〜肛門までは平滑筋。







消化管



器官ポイント語呂

口蓋 @硬口蓋(前2/3)
A軟口蓋(後1/3)

* 口蓋が口腔とを鼻腔を隔てている。
《舌乳頭》
@糸状乳頭・・・・上皮の角化により舌全体が白っぽく見える。
A茸状乳頭・・・・上皮が角化しないので桃赤色を呈する。
B有郭乳頭・・・・舌の分界溝の前に1列に並ぶ。味蕾あり。
C葉状乳頭・・・・垂直に走る数条の粘膜のヒダ。味蕾あり。

《舌扁桃》
* 舌扁桃は分界溝の後方にある。

《舌の筋》
* 舌筋の一部は下顎骨から起こる。
* 舌筋の運動支配・・・・舌下神経。

■舌根は咽頭の前壁の一部。
《歯の構造》
* 歯の主体はゾウゲ質。

◎歯冠部
* エナメル質(ほとんどがカルシウムを含む無機質)が覆う。
◎歯根部
* セメント質が覆う。
* 歯槽とセメント質を歯根膜が結合している。


《歯の数》
* 乳歯・・・・20
* 永久歯・・・・32
(乳臼歯→永久歯の第1及び第2小臼歯)
(大臼歯に相当する乳歯はない)

■歯の痛覚は三叉神経で伝えられる。
唾液腺 @耳下腺----顔面神経が貫く(支配はしない)
* 耳下腺管・・・・舌咽神経支配。口腔前庭に開く。

A顎下腺
* 顎下腺管・・・・顔面神経支配。導管は舌下小丘に開く。

B舌下腺
* 舌下腺管・・・・顔面神経支配。導管は舌舌小丘、一部は舌舌口腔底のヒダに開く。
扁桃 《ワルダイエルの咽頭輪》
咽頭扁桃、耳管扁桃、舌扁桃、口蓋扁桃

悪だ!インド次官と絶交
[ワルダ!、咽頭、耳管(と)、舌、口]
咽頭 《位置》
頭蓋底→頸椎のすぐ前→食道につながる。
* 後鼻孔で鼻腔とつながる。

《区分》
上:鼻部・・・・喉頭扁桃というリンパ組織がある。耳管が開口。
中:口部
下:喉頭部
食道 * 長さ約25cm。

《位置》
第6頸椎 → 脊中の前、気管の後ろ → 胸腔 → 心臓の後ろ → 横隔膜(食道裂孔) → 胃に達する。

《3つの狭窄部》
@食道の入り口(輪状軟骨の後ろ)
A気管狭窄部の高さ(大動脈弓との交叉)
B横隔膜を貫くところ(食道裂孔)

縦隔を通る。
《部位》
噴門・・・・入口。第11胸椎の高さ。
* 胃底・・・・横隔膜の真下。胃体の上方への膨隆部。
* 胃体・・・・胃底部と幽門部を除いた中央全体。
* 大弯・・・・胃の外側曲弯部。大網が付着する。
* 小弯・・・・胃の内側曲弯部。角切痕がある。
幽門・・・・出口。第1腰椎の高さ。幽門括約筋〔弁〕(平滑筋)がある。
→ 十二指腸に続く。

《胃間膜》
* 胃の外表面は腹膜で覆われる。
【小網】
  ・小弯と肝臓の間。
  ・固有肝動脈・門脈・肝管などが通る。
【大網】
  ・大弯から垂れ下がる。
  ・横行結腸に付着している。

《粘膜》
* 胃の粘膜内面には無数の粘膜ヒダがみられる。

《分泌》
* 壁細胞(胃底腺)・・・・・・・・・塩酸
* 主細胞(胃底腺)・・・・・・・・・ペプシン
* 副細胞(胃底腺)・・・・・・・・・粘液(ムチン)
* G細胞(幽門腺付近に散在)・・・・ガストリン



《栄養血管》
* 左胃動脈
* 脾動脈
* 総肝動脈














「痛ぇ!」と壁に塩まいた主がペプシで服粘つきムチムチ。
ゲップでガス出たって言うもん。

[胃底(と)壁(に)塩(まいた)主(が)、ペプシ(で)、副、粘(つき)ムチ(ムチ)]
[G(で)ガス(出たって)幽門。]

小腸全体 * 長さ約6m。

《粘膜》
輪状ヒダが発達する。
* 粘膜の表面には腸絨毛が密生する。
* 腸腺・・・・腸繊毛の根元に開口する。

《粘膜固有層》
* 孤立リンパ小節、集合リンパ小節(パイエル板)がある。

《筋層》
* 内輪筋、外縦筋の2層。
大半が少林の日だ。
[大《腸》半(が)小《腸》、輪(の)ヒダ]
十二指腸 * 長さ約25cm
* 膵頭をC字状に囲む。
* 右腎臓に接する。

* 大十二指腸乳頭(ファーター乳頭)がある。
* ↑の中央に膵管と総胆管とが合流した管が開口し、オッディ括約筋(平滑筋)が膵液と胆汁の流れを調節する。

* 十二指腸空腸曲で空腸に移行する。

腸間膜なし
おでぃん(おでん)!へいカツ!
十二人前。

[オッディ、平滑、十二(人前)]
空腸 腸間膜あり
回腸 * 集合リンパ小節(パイエル板)は回腸下部に多い。

腸間膜あり
パイエル会長。
[パイエル、回腸]

大腸全体 * 長さ約1.6m。

《粘膜》
腸繊毛はない
* 腸腺がある。

《筋層》
* 内輪筋、外縦筋の2層。

《大腸の特徴》
@結腸膨起(膨起と膨起の境目のくびれが半月ヒダ
A結腸ヒモ-3本
B腹膜垂
(これらは盲腸・結腸にあるが、直腸にはない!)
大半が少林の日だ。
[大《腸》半(が)小《腸》、輪(の)ヒダ]
盲腸 * 回腸との開口部を回盲口という。
* 回盲口には回盲弁がある。

■盲腸下部から虫垂が突出する。
虫垂・・・・リンパ組織が発達している。
上行結腸 腸間膜なし
* 右結腸動脈、回結腸動脈(両方とも上腸間膜動脈の枝)が栄養。
※ 間膜の語呂は【まとめ!】消化器系−腹膜(腹膜内臓器・腹膜後臓器・間膜) 参照
横行結腸 腸間膜あり。
* 中結腸動脈が栄養。
* 肝臓の右葉、脾臓に接している。
下行結腸 腸間膜なし
* 左結腸動脈が栄養。
S状結腸 腸間膜あり。
* S状結腸動脈が栄養。
直腸 腸間膜なし。
肛門 * 内肛門括約筋・・・・平滑筋 (反射的に肛門を開閉)
* 外肛門括約筋・・・・横紋筋 (随意的に肛門を開閉)
内向な陛下、
[内肛(な)、平滑、]
外交で活躍したら逢おうもん。
[外肛(で)、括約(したら)(逢)横紋。]




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