東洋医学概論・東洋医学臨床論
【覚えよう!】痹(痺)
痹(痺)病は、風寒湿の三つの邪気が交じり合って人体に侵襲し、それにより営衛の気の循環が悪くなり発生する病である。
痛みと痺れを主症状とする。
強い邪 | 痺 | 特徴 | 語呂 |
---|---|---|---|
風邪 | 行痺[風痺] | 痛みが遊走する | 不幸にも 風、行、(にも) |
寒邪 | 痛痺[寒痺] | 激しい痛みになる | 貫通した 寒、痛、(した) |
湿邪 | 著(着)痺[湿痺] | 痛む箇所が一定し、長引く | 試着室 (し)、着、湿 |
※この他、痛みの部位によって筋痺、脈痺、骨痺などと分類する場合があり、五臓に分類して心痺、肺痺などというものもある。
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