臓 | 症状 | |
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肝 | 視力低下、眼精疲労、筋のひきつれ・萎縮、月経異常、怒りやすくなる、びくびくする 。 | |
肝気の鬱滞 | 精神抑鬱、怒りっぽい、胸悶、胸脇苦満、脈弦、
月経異常、乳房部に腫痛、咽頭の閉塞感(梅核気)、頸部の腫塊。 |
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肝火の亢進 | 顔面部に熱症が現れる特徴がある。 頭痛、目の充血、いらいら、怒りっぽい 《胆に移動》 ----→ 耳鳴り、口苦 《心神に影響》 ----→ 心煩、不眠、多夢 |
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肝陰虚 | 肝病の症状+陰虚症状が同時に現れる。 目が乾燥し異物が入ったような痛み、脇痛、手足のひきつり、五心煩熱、盗汗、口や咽頭の渇き、耳鳴り、めまい |
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肝陽の亢進 | めまい、頭痛、耳鳴り、目の充血、いらいらする、怒りっぽい、腰や膝がだるく力が入らない。 + 陰虚による証候 |
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肝血虚 | 目の乾き・かすみ、脇部の隠痛、顔面萎黄、唇や舌質の色が淡白、めまい、不眠、多夢、四肢のふるえ、筋肉のひきつり、拘急、月経の経血量少、経質淡、閉経。 |
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肝風 | めまい、しびれ、ふるえ、痙攣、拘急。半身不随になるものもある。 | |
心 | 精神活動と血液の循環の異常・・・・躁鬱病、精神病、意識障害。
顔、舌・・・・言語障害、味覚障害。 |
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心気虚 | 心悸、胸悶 息切れ、倦怠、自汗 |
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心陽虚 | 心悸、胸悶、胸痛 畏寒、四肢の冷え + 気虚証候 |
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心血虚 | 心悸、不眠、めまい、健忘 | |
心陰虚 | 心悸、不眠、五心煩熱 | |
心火の亢進 | 心悸、胸部の煩熱間、不眠、尿赤 重症 ----→ 狂乱、うわごと、意識障害、口舌に瘡を形成 |
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心脈の阻滞 | 心悸、背面に放散する胸痛、胸悶 | |
脾 | 飲食物の消化・吸収、水分代謝、気血の生成、血の固摂などに影響が現れる。 四肢、肌肉、唇、口に異常が現れる。 脾の病の原因には、第一に「思い煩う」ことによる内傷がある。 |
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脾気虚 | 多くの場合、胃気虚の証候を伴う=脾胃虚弱。
食欲不振、泥状便、食後の膨満感。+気虚の証候。 《運化機能低下》 ----→ 消化不良、体がだるくなり、肌肉が痩せる。腹鳴。 《水湿の運化悪化》 ----→ 湿・痰・飲むなどの病理産物発生、浮腫を形成。 《昇清悪化》 ----→ 内臓下垂。 《統血作用低下》 ----→ 血便、血尿、崩漏などの出血。 |
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脾陽虚 |
脾気虚の証候+陽虚による虚寒病証。
腹部の冷え、四肢の冷え、未消化物を下痢。 《腎陽に影響》 ----→ 五更泄瀉(明け方の下痢)などの脾腎陽虚の証候。 腹痛、喜温喜按、畏寒、腹部や四肢の冷え。 |
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脾陰虚 | 食欲不振、食後の腹部膨満感、消痩、無力感。 舌質紅、舌上の津液少、無苔や剥落苔。 |
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脾胃湿熱 | 腹部のつかえ、膨満感、腹部の隠痛、食欲不振、嘔悪、口苦、口が粘る。 | |
脾胃の 昇降失調 |
心下痞(つかえ)、悪心、嘔吐、噫気、腹鳴、下痢。 |
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肺 | 呼吸、気の生成と輸送、津液代謝、血行に障害が現れる。 皮毛、鼻、声に異常が現れる。 |
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宣発・粛降の 失調 |
咳嗽、痰、鼻の異常、くしゃみ、無汗。
《外邪によるもの》 ----→ 悪寒、悪風、発熱を伴う。 |
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肺気虚 |
無力な咳嗽、喘息、少気、自汗、息切れ。 《津液の輸送機能低下》 ----→ 痰飲、浮腫。 |
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肺陰虚 | から咳、むせかえるような咳、咽頭の乾き、粘くて少ない痰、潮熱、五心煩熱、盗汗、痰に血が混じることもある。 | |
腎 | 精の外泄、水液代謝の失調、発育の遅れ、生殖機能の低下による不妊症、陽萎、呼吸困難などが起こる。 健忘症、腰痛、下肢に力が入らなくなる、浮腫。 耳、髪、歯、二陰(小便口・大便口)に異常が現れる。 |
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腎陰虚 | 腰や膝の軟弱化、めまい、耳鳴り、五心煩熱、
不眠、多夢、咽頭の乾き、便秘、盗汗、午後の潮熱。 |
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腎陽虚 |
命門火衰ともいわれる。 主症 : 腰や膝の軟弱化と冷え、四肢の冷え、寒がり。 《温煦機能低下》 ----→ 全身の冷え。 《温煦機能低下》 ----→ 脾の運化機能低下⇒下痢、陽萎、不妊症。 《温煦機能低下》 ----→ 腎の気化機能低下⇒水液代謝の障害(浮腫、尿量の減少)。 |
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腎気虚 | @腎気不固(封蔵機能低下)・・・・遺精、早漏、遺尿、小便失禁、流産しやすい、帯下。腎気虚による腰や膝の軟弱化、耳鳴り、難聴を伴いやすい。
A腎不納気(納気機能低下)・・・・喘息、呼吸困難、息切れ。 |
臓 | 症状 | |
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胆 |
《胆汁の排泄、貯蔵に障害》 ----→ 悪心、嘔吐、口苦。
《決断力や勇気の低下》 ----→ 不安感が強くなったり、ものに驚きやすくなる。 |
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胃 | 消化機能に異常が現れる。 | |
胃寒 | @実寒・・・・上腹部の冷痛、腹部拒按。
A虚寒・・・・上腹部の鈍痛、腹部喜按。(食後に軽減するものもある) |
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胃熱 |
空腹感はあるが、あまり食べられない、口や咽頭の軽度の渇きを伴う。 @実熱・・・・上腹部の灼熱痛、腹部拒按、少穀善飢(食欲亢進、食後すぐに空腹感)、口臭、口渇、便秘。 A虚熱・・・・上腹部の嘈雑(空腹なようで空腹でなく、痛むようで痛まず、苦悩して安らかでない状態。 しだいに上腹部が痛むようになるが、胃に食物が入ると止まる)。 |
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食滞 | 傷食、食積ともいう。 食を嫌う、胸や胃がつかえて苦しい、呑酸、噯腐、大便に酸臭、苔舌厚膩。 |
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小腸 |
@虚寒病証・・・・食後の腹張、下痢(未消化便)、腹鳴。 A実熱病証・・・・小便が赤くなったり濁ったりする。口舌の瘡、舌尖紅。 |
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大腸 | 排便異常、大腸の燥熱、便秘、泥状便、下痢。 | |
膀胱 |
《腎の陽気不足で膀胱の気化機能低下》 ----→ 排尿不利、尿閉。 《腎気不固により膀胱の固摂機能低下》 ----→ 遺尿、尿失禁。 《湿熱が膀胱にこもる》 ----→ 頻尿、尿意促進、排尿痛、尿の混濁。 湿熱が長期にわたって膀胱にこもると、結石を形成することもある。 |
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三焦 | 栄養の消化吸収と分配、水液代謝に異常が現れる。
《上焦機能低下》 ----→ 発汗障害。 《中焦機能低下》 ----→ 消化不良、胃腸内の水分の停滞。 《下焦の機能低下》 ----→ 尿閉、下腹部痛。 |
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