衛生学・生理学・病理学概論・臨床医学各論

* 【まとめ!】ビタミン




ビタミンは食物中に微量に存在する有機物で、エネルギー源にはならないが物質代謝の触媒として作用し、 身体の正常な機能を維持するために欠かせない。
体内で合成されないので、不足するとさまざまな症状が欠乏症となってあらわれる。
水溶性のビタミンは、摂取しても体に蓄積されないので常時一定量摂らなければならないが、 脂溶性のビタミンは体内の脂肪組織に蓄積されやすく、摂り過ぎるとさまざまな障害を起こす。




ビタミンと欠乏症


ビタミン働き・特徴欠乏症語呂


ビタミンA 過剰摂取により、妊婦での催奇形、小児の骨異常などの毒性など。 * 夜盲症
* 眼球乾燥
* 皮膚乾燥・角化
え〜やんもう。
[A〜、夜盲]
ビタミンD 骨組織の生理的な石灰化に必要な血中カルシウムとリン酸値の維持。 * 小児・・・くる病
* 成人・・・骨軟化症
なんか来るでー。
[軟化、くる、D]
ビタミンE 生体内で過酸化物が発生することを抑制。 * 溶血性貧血
* 未熟児・・・浮腫
* 脱毛
* 脊髄小脳変性
ビタミンK 肝臓におけるプロトロンビンや血液凝固因子の形成に関与。 * 出血傾向
* メレナ(血便)
毛無くして出家したケイ子。
[K(無くして)、出血(した)傾向]


ビタミンB1 糖代謝に重要。 * 脚気
* ニューロパシー
  (末梢神経障害)
* ウェルニッケ脳症
  (意識障害、精神障害)
敏腕、かっけぇ。パシります
[B1、脚気、パシ(ります)]
ビタミンB2 体内での酸化還元反応に関与。 * 口角炎
* 口唇炎
* 口内炎
* 舌炎
* 皮膚炎
* 流涙
* 羞明
美人の口が火噴いて涙。
[B2(んの)、口(が)皮膚(いて)涙]
ビタミンB6 アミノ酸代謝に関与。 * 口角炎
* 舌炎
* 貧血
* 多発性末梢神経炎
* 皮膚炎
ビタミンB12 葉酸の代謝に関与し、DNAの合成に重要な働きをしている。
赤血球の新生に必須。
* 巨赤芽球貧血
  (悪性貧血)
* ハンター舌炎
* 末梢神経炎
* 亜急性連合脊髄変性症
悪性ハンターの巨石がいい匂い。
[悪性、ハンター(の)、巨赤芽、12(おい)]
ビタミンC 体内で合成できない。
結合組織(コラーゲン)の生成に必要。
* 壊血病
* メルレル・バロー病
死んで解決しろ、バーロー(バカ野郎)。
[C(んで)壊血(しろ)、バーロー]
ナイアシン
(ニコチン酸)
糖質・タンパク質・脂質の代謝に重要。 * ペラグラ
  (皮膚炎、下痢、痴呆)
内心ではニコチン減らしたい。
[ナイアシン(では)、ニコチン、ペラ(したい)]



← 衛生学

【国家試験に挑戦!】ライフスタイルと健康の過去問題(あマ指編)

【国家試験に挑戦!】ライフスタイルと健康の過去問題(鍼灸編)


← 生理学

【国家試験に挑戦!】栄養と代謝の過去問題(あマ指編)

【国家試験に挑戦!】栄養と代謝の過去問題(鍼灸編)


← 病理学

【国家試験に挑戦!】病因の過去問題(あマ指編)

【国家試験に挑戦!】病因の過去問題(鍼灸編)


← 臨床医学各論

【国家試験に挑戦!】代謝・栄養疾患の過去問題(あマ指編)

【国家試験に挑戦!】代謝・栄養疾患の過去問題(鍼灸編)



▲ページの先頭に戻る