病理学概論
【まとめ!】疾病(病気)の分類
相対する疾患分類
分類 | 内容 | 疾患例 |
---|---|---|
先天性 | 出産前にすでに発生している異常。 出産前にすでに原因が成立している病気。 |
* 奇形 (アザラシ肢症など) * 幼児のエイズ |
後天性 | 出産後に原因が作用して発生する病気。 |
分類 | 内容 | 疾患例 |
---|---|---|
遺伝性 | 染色体の異常や遺伝子の異常によって発生する病気。 |
※第10章 先天性異常に遺伝子疾患が分類されてます。 |
非遺伝性 | 遺伝の関与が否定されている疾患。 | * アザラシ肢症 |
分類 | 内容 | 疾患例 |
---|---|---|
全身性 (系統的) |
血液や血管、神経などを介して全身に病態が波及する疾患。 |
* 敗血症 * 血管炎 * アミロイドーシス * 痛風 * 川崎病 * 糖尿病 |
限局性 (局所性) |
病変が局所に限られた疾患。 |
* 外傷 * 骨折 * 良性腫瘍(腺腫) * 早期胃癌 * 白内障 |
分類 | 内容 | 疾患例 |
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器質的 | 病気が発生した結果、臓器や組織に形態の変化が認められる疾患。 | * 大腸癌 |
機能的 | 病気が発生した結果、臓器や組織に形態の変化が認められない疾患。 |
* ノイローゼなど一部の精神疾患 |
分類 | 内容 | 疾患例 |
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原発性 (一次性) |
互いに関係の深い複数の病態が同一の個体に発生した場合の先行した病態。 |
* 原発性胆汁うっ滞性肝硬変症 * 原発性アルドステロン症 * 原発性免疫不全症候群 |
続発性 (二次性) |
ともなって発生した病態。 |
分類 | 内容 | 疾患例 |
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急性 | 病悩時期が短い疾患。 | * 急性アルコール中毒 |
慢性 | 病悩時期が長い疾患。 | * 慢性アルコール中毒 |
※「特発性」・・・・「原因不明」とほぼ同義であるが、ある程度原因が解明されても慣用的に用いられている場合もある。
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